初めて個展を開く

個展の準備をする

個展準備イメージ、段ボール

個展をするにあたっての準備、ご参考に

祇園町南側ギャラリー「KURYU-SANKO-DO」は、アーティストの経歴は問いません。初めて個展をしてみようかなという方も、どうぞお使いください。

個展開催は初めてという人にとっては、いざ個展準備をはじめても、何から手を付けていいのかとまどうこともあるかと思います。

本来、個展準備の決まり事などはないので、自分のペースで自由に進めて頂けたらいいのですが、慣れないうちは会期が始まってからバタバタすることもありますので、準備の段取りを知っておけば何かの役に立かもしれません。

 

会期までのスケジュールを考える

カレンダー

作品のストックをもっている方と、新たに新作をつくる方によって準備期間は異なりますが、会期までの期間には余裕を持って。

会期が決まれば、スケジュールを書き込んでいくと段取りしやすくなります。

個展には自分の制作準備だけでなく、関わる人の準備も必要です。例えばポストカードで個展の告知をするなら、デザイン決定から作成、印刷、郵送の期間を考慮し、お知らせしたい人に3週間前までに届けたいなら・・・と逆算してみてください。

写真の場合は現像日数、パネル作成期間、書の場合は表具期間、作品を展示する什器が必要な方は、それを準備する期間も必要になってきます。

 

個展のお知らせ方法は?

せっかく展示をするのでしたら、見に来てほしい人に告知をする必要があります。

特定の人にお知らせする場合でも、不特定多数にお知らせする場合でも、だいたい1ヶ月前くらいには発信したいものです。

当ギャラリーも、開催企画の告知を全面的にサポートします。お知らせ方法は、以下になります。

SNS

個展準備期間から開催中まで、アーティスト自身や個展のテーマ、これまでの作品などをギャラリーのinstagram、Facebook、Twitterで数回にわたりシリーズでご紹介します。

単なる「展示開催情報」だけでは、結局直接見に来ていただいた人にしか伝えることが出来ませんが、SNSを使うとこで世界中の人に発信することが出来ます。

京都祇園のKURYU-SANKO-DOに足を運んでくれた人が見ても、展示のテーマや作者について違う角度から楽しんでもらえると思います。

WEBサイト

こちらのHPで、SNSよりももう少し詳しく、各展示について掘り下げて数回にわたり特集をします。

SNSからもリンクしているので、そこで興味を持ってくれた人はWEBサイトも見てくれます。九龍三虎堂は小さな小さなギャラリーなので、展示しきれなかった作品はサイトで紹介するのもいいかと思います。

あ、ちなみに無料ですのでご安心を。

告知ツール制作サポート

「DM」「ポスター」「のぼり」(←“のぼり”を立てることが出来ます。目立ちますよ:-)) )や、制作プロモーションビデオなど、他にもご希望があれば、だいたいなんでもデザイン&制作します。

こちらはさすがに手数料を頂きます。詳しくはお問合せいただくか、資料をご覧ください。

店頭で告知

会期外でも、もし空いていればKURYU-SANKO-DOのショーウィンドウや看板で告知をすることも可能です。

 

飾り方を考える

ピクチャーレールが多数の展示スペース良い作品でも、飾り方ひとつで見え方に雲泥の差が出ます。展示品がそろったら、どのように展示をするかゆっくり考えてください。

キャプションがあった方が伝わりやすい作品もあります。背面に鏡があったほうが分かりやすい作品もあります。

なお、当ギャラリーの展示スペースは釘やピンさしなどはできかねます。代わりにピクチャレールは多数ご準備していますので、大きな作品から小さな作品までご対応できます。壁掛け展示の際はそちらをご使用ください。

人の腰上くらいの高さの、カウンター(可動式)は置き展示に自由にお使いいただけます。

また、床置き展示の作品の為に、カウンターの下にもラインライトがついています。飾り方に関してご不明点がございましたらお問合せ下さい。

搬入・搬出の車はどうするか

小さいものなら徒歩で搬入できますが、天候の事も考えると搬入・搬出に使える車があるほうが便利です。

尚、ギャラリー専用駐車場はございませんので長時間停める場合は、お近くのコインパーキングをご利用下さい。

会期中にあると便利なものをいくつか。

展示当日に持ってきとけばよかったなと思いそうなものをいくつかご紹介します。

芳名帳と名刺がわりのもの

アーティスト不在のときに、来場者にコメントを書いてもらうための紙。白紙でもいいですが、「お名前」「住所」「メールアドレス」など、知りたい情報を記載したものをあらかじめ準備しておくとスムーズです。そしてその隣に、もし直接連絡を取りたいなと思ってくれた人が持ち帰れるような、名刺代わりの何かがあれば丁寧かと思います。

ポートフォリオなど

展示しきれなかった分は、ポートフォリオなど置いておくのもいいかもしれません。ディスプレイに紹介映像を流しておくこともできます。

また、KURYU-SANKO-DOではVRの取り扱いも始めます。そうなれば展示スペースは無限大。世界観を存分に広げてください。

薬とか飴ちゃんとか

日常とは違う事をすると、急にお腹がすいたりお腹が痛くなったりすることも(経験者は語る)。体調が悪くてはせっかくの個展も十分に楽しめません。常備薬や飴ちゃんなど、結構重宝します。

祇園八坂神社から徒歩五分程度のギャラリーなので、近くにコンビニやお店もあるので、そこまで気にしなくてもいいですが。

個展の記録を作ろうと思っているなら、撮影を。

個展の記録をまとめたものは、後から自分で見返したり、会期中来られなかった方に見せたり出来るので、作ってみるといいと思います。自分の財産にもなります。展示の方に気を取られ、撮影は忘れがちですが、多めに取っておいた方が後から後悔しません。

展示完了後だけでなく、会期中の写真も撮影しておくと、思い出になりますよ。

 

まとめ

初めて個展をするという方にも、なんとなく個展開催決定~当日のイメージを持っていただけましたでしょうか。

個展準備は作品を作るだけではなく、関わる人の事も考えて無理のないスケジュールをたてることが成功のカギです。

個展の準備に「こうしなければならない」事はありませんが、出来るだけ後悔なく満足な展示になりますよう、ご参考にしていただければ幸いです。

 

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九龍三虎堂は不定休です。

ゆるやかに、きままに営業しておりますため、どうぞお気軽にお問合せ下さい。

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