KURYU-SANKO-DO 一階
ギャラリーの一階の様子を写真でご紹介していきます。
展示スペース
一階の暖簾をくぐると、ギャラリーのメイン展示スペースがあります。
建物の外観とは一転、ほっと一息つくような、優しい淡い桜色の壁。桜色は最近注目されている色で、真っ白よりも自然に近く見え、目にも優しいといわれています。
ここに飾られる作品が映えるように、また訪れた人がホッコリできるようにという、主の気持ちが込められています。
ギャラリー入口
遠くからでも一目でKURYU-SANKO-DOとわかるトレードマークの暖簾です。
その道では有名な伝統工芸士、京友禅作家に半年がかりで描いていただきました友禅染の暖簾です。モデルは月岡芳年画の浮世絵。
「水滸伝」を読んだことがあるという方は、ピンと来られるかもしれませんが・・・当ギャラリーの名前の由来にもなっております。なかなかの迫力です。
暖簾を持つのは、ギャラリーを守る、オリジナル不動明王です。
なお、「ちょっと作風と合わない」というアーティストの方へは、もちろん展示や企画によって、暖簾を付けなかったり、シンプルなものに掛け替えたりも可能です。お気軽にご相談ください。
鯉のタイル
ギャラリーの内外をかわいらしく泳ぎ回る鯉の親子は、京都西陣の(今は無き)古い「銭湯」で実際に使っていた浴槽のタイルです。
ギャラリー主人が毎日のように行きつけだった小さいながらも雰囲気が良く、地元では人気の銭湯でしたが、時代の波にあらがう事ができずとうとう廃業されることとなりました。
取り壊しにあたって、浴槽の底に使ってあった鯉のタイルを譲っていただき補修しました。いまではこの祇園のギャラリーで自由に泳ぎ回っています。
排水溝をとおって、大海へ・・・!
判じ絵、読めますか?
判じ絵とは、江戸時代に全国的に流行した、絵文字です。
文字が読めない人にも言葉が通じるという便利な判じ絵は、もともと政府の抑圧に反発した浮世絵師たちの粋な行動であったといわれています。
KURYU-SANKO-DOにもいくつかの判じ絵がかかっています。
左の写真は、二階への入口に。右の写真は展示会期中に表に掲げられます。
はてさて、、、あなたには読めますか?
厠
トイレのクロスに使われているのは、知る人ぞ知る「龍王太郎」の墨絵です。
絵師の方に、当ギャラリーオリジナルで原画を描いてもらいました。使用しているのは、墨と朱の二色のみ。濃淡でほかの色を出しています。
クロスにしても遜色ないほど精緻に書かれた絵は、近くで見ても迫力満点です。
「龍王太郎」の伝説は、親子愛の話。愛の降り注ぐトイレで、すっきりしてください。