初めて個展を開く

初めて個展を開くとき。

個展って、もっと気軽に楽しめばいい

当ギャラリーの目指すもの

京都祇園町南側ギャラリーkuryu_sanko_doのビジョンを少し、お話します。

個展というと、"ある限られた一部のアーティスト達だけのもの"というイメージを持っている人も少なくないのでは。

でも、本当はもっともっと、気軽なもの。お金をかけなくても、楽しめるものです。

『私は何も展示できる作品を作ってないから』

『個展をするほどのアーティストではないから』

そうでしょうか。世界は表現者であふれています。オシャレに毎日気を使う人。ツイートにウィットにとんだ言葉で思いをつぶやく人。インスタグラムに日常をすこし変わった角度で撮影して投稿している人。とにかく白いものばかり集めている人。

その人たちも立派なアーティストであると思います。世に出ているアーティストと、何が違うか。

才能?バックグラウンド?それもありますが、きっと1番は、やるか、やらないか、だと思います。

KURYU-SANKO-DOは、初めて個展をするアーティストも、大御所アーティストも気軽に楽しんで使ってもらえるギャラリーでありたいと考えています。

 

なぜ個展をするのか

個展は、ゴールではありません。だから、個展をしたから立派なアーティストだとか、個展をすれば何かが変わるとは限りません。

ではなぜ個展をするのか。

その理由は人それぞれだと思います。私は、個展は今の自分の作品を客観的に見ることができるツールだと思います。

課題を見つけたり、来場者の反応をみて何かを感じたりという、内面的な成長ができるものだと思います。

そしてそれは、アーティストにとって大きなプラスだと思いませんか。

 

個展を履歴書だと思うと、なかなかできないです

個展は一生に一度の晴れ舞台というわけではありません。

今の自分の作風の通過点、といったところでしょうか。

初めて個展をするときは、めいっぱい自分の全てを表現をしようとしてしまいます。

けれど詰め込みすぎると、見る人に伝わりません。そもそも自分の全てなど、きちんと伝えるのは至難の技。

アーティストの大家が国立美術館を貸し切って、陳列の専門家が説明書きを添え、時系列と背景を説明して、やっと来場者になんとなくその“人となり”が伝わるくらいのものです。

自分の作品を見つめ直して、何か1つテーマを決めて、見る人に分かりやすく伝えてこそ、反響もあるのではないでしょうか。

歌人は溢れる思いを、命を削る気持ちで31文字にまとめて表現していると読んだことがあります。

31文字が、長い文章よりも伝わるように、作品のエッセンスを、とっておきの数点に詰め込んでみましょう。

初めての個展をした人は、きっと次はもっとこうしよう!という気持ちになるはずです。

 

自己プロデュースも大事

あなたが良いものを作ったり撮ったり描いたりして、もしかしたらそれを見て人生救われる人もいるかもしれません。

でも、もし出会わければ、この世に存在しない事と等しい。

アーティストは、世の中に伝えることも役目の1つかなと思います。

自己プロデュースというと、名声欲やお金儲けのイメージがつくから嫌がる人もいます。『自分はただいい作品を作りたいだけ』という方、それも正しいです。

でもあなたの好きなアーティスト達は、少なくとも自己プロデュースをしたか、隣に敏腕プロデューサーがいたからこそ、あなたはそのアーティストに出会えているという現実があります。

 

たとえ毎日欠かさず挨拶しても、相手に聞こえてなければ、毎日無視して通り過ぎる人と同じなのです。

 

つまりは

フェイスブックに投稿するくらい、もっと気軽に個展を楽しめばいいと思います。

空間ごとレンタルなので、フェイスブックよりも自由に表現できます。

自分の作品を見つめなおし、新しい反応をもらえます。もしかしたら良い出会いがあるかもしれません。

初めての方でもご相談ください。自己プロデュースに慣れていない方は、KURYU-SANKO-DOが代わりにプロデュースします。

 

とは言いつつ、

なんせきままなギャラリーなので、作風を見て、やむなくお断りさせていただくこともあります。そのときは、ご了承ください。笑

 

 

 

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