店主のよしなし帖

QRとYAZAWAと橋と、はしご肉

矢沢ファンの車

「ええところに連れてってほしいか?」

そう店主から誘われ、喜んで「是非!」と予定を開け楽しみにしておりました。それが昨日でした。

確かにディープかつインパクトな楽しい一日でしたが、笑

ライブ・チケットレスの時代に苦戦を強いられるガラケー世代

そうです当ギャラリーの店主は ザ・ガラケー世代。

聞くと、毎年欠かさず行っているアーティストのライブチケット、今年は初めて「Eチケット」だそう。

QRコードをダウンロードして入場時にかざすというアレ。若者にとっては難くない。

しかしQRコードどころか、“ダウンロード”という言葉すらも拒否反応を起こしてしまう店主にとって、余程の高いハードルであったのだろう。普段「男たるもの」を熱く語る店主が、数日前に私に涙目でQRコードの取得を頼んで来た。

(ははーん。ええところに連れてってあげる・・の理由はこれか。)

まあ、たしかにややこしい、ticket board

予め会員登録していたサイトにログインして、ダウンロードという事なのだが、そのサイトのチケットボードがなんせ使いにくい、分かりにくい。ネット上でもクレームがたくさん。(にしてもPC画面サイズ幅640pxていつの時代ですか。)どうか色々な世代の音楽ファンの為に、もっと使いやすくしてください。

おまけに店主、登録の誕生日を違うのにしていたものだから、個人情報の確認が取れないと入場不可な事を伝えると

「電話してくれ!」。電話繋がるのに2時間。チケットボードの方と問答の末、やっと変更。

しかし念には念を。

リスクヘッジに敏感な店主はそれでも安心できず(そもそも紙のチケットが無いという概念自体、入場するまで納得していない様で、当日も「で、チケットはいつどこで引き換えるねん」と確認を続けておられました)

「電話の調子が悪いから、この写真も撮っといてくれ!」と、ガラケーにQRコードを表示したものを自分の顔の横に持ち、

真面目な顔の店主とQRコードの映ったガラケー

というお宝写真が取れました。(社外秘)

 

ライブはこれです

京セラドーム!

これでは分かりにくいですね。ではこれで分かりますか。

矢沢ファンの車! 矢沢ファンの車! 矢沢ファンの車!

そうです永ちゃんです。さすが、ファンが熱い!普段もこれで街を走行しているのだろうかと心配になるくらいの気合の入ったペインティング・矢沢・カーがたくさんありました。最後の写真の様に、矢沢ファンはナンバーもキメてきてます(TOP画像もご参照)。

“サーファーのキャッシュカード暗証番号はほとんど「1173(いい波)」なので盗難されたら引き出され放題で大変” というのが以前話題になったが、矢沢ファンがきちんと防犯対策をされていることを祈るばかりである。

熱狂の間にStayRock2018無事終了、そして橋へ

大声で歌い、ロックのリズムに合わせ踊る店主であったので、コンサート終了時には横の席がひとつずつ空き、前の席の夫婦が消えていました。(すみません)

「楽しかったですね!では混まないうちに帰りましょうか」

「モスリンを調べてくれ」

モ・・・モスリン?

「モスリン大橋を通りたい。たぶん近くだから。なんか、カタカナやなくて、毛ェのなんかやねん。毛ェの。」とのこと。

全く意味が分かりませんでしたが、オッケーグーグルで調べると、正式名称は“毛斯倫大橋”。なるほど、モスリンの「モ」は「毛」であった。

織物の毛斯倫株式会社の民間の私設橋だったらしい。モスリンはイラク語とかいう説もある。

http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000029602.html

ちなみに毛斯倫大橋のこっちがわは大阪市で、向こう側は兵庫県尼崎市。橋自体の住所は尼崎市。でも尼崎市からは説明が無く、大阪市に説明してもらってる毛斯倫大橋。

毛斯倫大橋を求めて夜の下町をぐるぐる徘徊

店主の車は、外見は “いかつく” はないがマフラーをバイクのそれに取り替えているので“いい音”がする。

大阪の下町はややこしい。細道を抜けようと思ったら袋小路だったり。

途中私服警官たちの目をするりとかわしながら、夜の中州の下町をぐるぐると徘徊。やっとたどり着いた毛斯倫大橋。

モスリン大橋

イイ感じですね。とてもいい感じです。興味のある人は続きはどうぞご自身でお調べ下さい。

ご褒美はやっぱり肉

ここまでなんとか無事に望みをかなえることができた店主はご機嫌で、肉をごちそうしてくれると言う。わーい。せっかくなので、ネオンの消えた新橋横丁というディープっぽい商店街に突撃。

新橋横丁

さて今夜のお肉はこちらに即決。

ディープなおかんの焼肉店

パンチのあるおかみさん登場。「車なのでとりあえず水を下さい」というと

「うっちぁ、水がいっちゃん高いねん」

と。「ロースを下さい」というと、

「ロースな。うちのロースはユッケできる位のやつやねん。でもな、今日はあれへんねん」

と。大阪のおかみさんはこうであって欲しいという欲求を完璧に満たしてくれる方であった。そのままケンミンショーで尺とれるレベル。

しかし味はどれも美味しかったです。“おかみさんが牛タンのうんちくを話しながらその場でカットしてくれる上塩タン”が一番のお気に入りでした。ご飯大をお代わり。

「さっきちらっと見えたあっちの焼肉も行ってみーひんか」(2件目)

新橋横丁商店街に入る前に大通り沿いにちらっとみえた焼肉の看板の事を言っていた。

残念ながら私も、「そんな、焼肉のはしごなんて無理ですよー」というキャラではないので、「いいですね」と言った。

もちろん始めから焼肉のはしごを考えて居たわけではないので、2人とも全力でさきほどの焼肉を食べている。

店主は体が大きいのでまだお腹が7分目、だそうだが、私はちびなのでお腹は8分目くらいになってしまっていた。

しかし折角の焼肉だからなんとかこちらも美味しく頂きたい、、、ごはんを諦めてスープにしようかな、、、

と悩んでいると「大丈夫か、しんどいのか。」と心配されてしまった。

しかし心配はご無用です店長。ごはんを諦めてスープにすることで解決しましたので。

肉

炭火焼肉牛とろ

二件目とは思えないくらい美味しくたくさんいただきました。結局ご飯もいただきました。それ程おいしい焼肉屋さんでした。(淡路島って書いてあるけど大阪です。)

とりあえず今日の予定全て完了。ご清読ありがとうございました。

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